【地方自治体】地方は消えるのかー"消滅可能性自治体"と北海道

人口戦略会議が2024年に公表した「地方自治体『持続可能性』分析レポート」。このレポートは日本創成会議が2014年に「消滅可能性都市」を公開してから10年が経ち、改めて全国の地方自治体の持続可能性を分析したものだ。その結果、744自治体が「消滅可能性自治体」として分類された。
小林英介 2025.03.21
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筆者は北海道で活動する記者である。いつも取材を続ける中で「北海道は日本の縮図だ」と聞くことがある。「縮図」とは何をいうのか。それはほかでもない、北海道のすべてが札幌に一極集中していることをあらわす言葉なのだ。

振興局と総合振興局

北海道の地域区分として、「振興局」「総合振興局」というものがある。道によると、こういった区分があることで地域に応じてその地域に役立つことを考え、実行できることができるとしているが、簡単に言えば「面積がデカすぎるので、北海道を区分けして管理する」意味合いがあると考えられる。北海道にある振興局・総合振興局は、以下の通り。

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